このコンテンツは主に自作の紹介、機能、作り方、効果を紹介しようと思います。

作る過程で、格サイトで紹介されている自作のコンテンツを参考にさせてもらった為、材料、作り方が似ている、場合があります。

ご了承下さい。



90cm大型濾過槽


材料

材料の1部です。

今の段階で必要な物だけをあげています。

後は、順を追って追加します。



塩ビ板90×30×3t(厚さ)=6枚
塩ビ管PP65、P40、P13、×1m=格1本
P40用つなぎ1個
P65用つなぎ1個
P65用目くら蓋1個
P13用目くら蓋2個
P13用エルボ1個


まず、塩ビ板のカットをします。



カットに使用した道具は、「アクリルカッター」

電動の「ジクソー」を使えばあっという間に切れるのですが、真直ぐに切る自身がないので、「アクリルカッター」を愛用しています。

切りたい大きさに線を引いて、他の板を定規代わりに使用しています。

数回「アクリルカッター」で引いてパッキって割ります。

切った所のバリや切り残り部分は紙やすりや普通のカッターナイフで容易に取れます。



表側にコーキングが入る用為の溝を作ります。



この塩ビ板は底板を横から見た画像です。

角を約1~1,5mmほど取っています。

これは板を組む時、外側に角を取った方をもっていきます。

用途としては、濾過槽なので水圧が掛かります。

内側のコーキング接着だけでは物取りないため、外側にも接着する為のコーキング溝を確保する為です。



濾過槽の本体部分のカットが終了しました



右からポンプ室用の仕切り板、19(幅)×30(高さ)
底板、90(長さ)×24(幅)
横の壁板31.5(高さ)×24(幅)

正面、背面の板は90(長さ)×30(高さ)なのでカットせずにそのまま使います。

大きさが若干違いますので詳細を書きます。

ポンプ室用仕切り板の幅は正面、背面の板の間に入るので板厚(3mm)を2枚分引いた幅に成ります。

横板はタンクに乗せる際、1.5cmほど下に出してやるとタンクの両端にハマリ左右に動かない様ストッパーの役割に成ります。



仮組みです。



カットした各部分の板がちゃんと組めるのか「布ガムテープ」で仮組みします。

製作過程を1人で進めるのに「布ガムテープ」は重要なアイテムです。

塩ビ板で自作をされている殆どの方は専用の「溶剤」を使用していますが、乾くまで持っていないといけないし、乾くまでにずれてしまったら、

1からやり直しに成ります。

コーキングが乾くまで、仮固定、などは「布ガムテープ」で行ないます。



ポンプ室の仮組みです。

仮組みと言うか、この時点では幅の確認です。



底面部分の格穴あけと役に立つ道具



穴あけで必要な道具で「ホールソー」があります。

画像は色んな大きさに変えれて、しかも単品で売っている「ホールソー」より安いです。

これでまず、ポンプの穴、ドレイン、排水口の穴をあけます。

作業性を考えて、「仮組み」を一旦バラします。



画像はポンプ用の穴です。

今の所、ニッソーの上部濾過用のポンプを使用するので、ニッソーの90用濾過槽と同じ穴を開けています。

ポンプの容量不足などでポンプを変える場合、加工できるように余裕を持たせてあります。



底板の穴あけ終了です。

右からポンプ用の穴、ドレイン用の穴(P13パイプの計)、排水口用の穴(P40つなぎの計)

若干きつい穴、バリ、切り残しはペーパーやカッターナイフで綺麗に仕上げます。



パイプの加工、パイプの取り付け



画像はP40用のつなぎですが、排水口パイプの取り付け用に底板に固定します。

そのままだと長すぎるので中間から20mm(全長40mm)でカットします。

カットする際、目安でマスキングテープを貼っています。



カット後です。

実際にP40のパイプを取り付けて見ましたが、つなぎの奥の方は若干狭くなっており、短くするときつくなります。

つなぎの中をペーパーで容易にパイプがハマる様に削りました。



排水口とドレインパイプを取り付けました。

裏側を溶接して表側をコーキングで固定します。




もう1度、仮組みと同じ様に組み、「布ガムテープ」でがっちり固定します。



濾過槽なので水圧がかかります。

コーキングだけでも大丈夫だと思いましたが数本、塩ビ溶接棒を手に入れたので、見よう見まねでやってみました。

本来のやり方と道具が違うので見た目は悪いですががっちりと固定できました。



1番上手く出来た所のアップです。



ボロ隠しではありませんが上からコーキングを打っていきます。

マスキングテープを10mmで貼っています。





コーキングは角から押し込むように打っていきマスキングの両端にかかる程度まで盛ります。

コーキング剤は1液性で「変性シリコン」のプライマー不要のタイプ、抗菌剤の入っていないタイプの「クリア」を2本購入しました。



画像は濾過槽の外側で横側と正面側の重なり部分です。

板をカットする際に1~1.5mm角を取っている部分にコーキングを打ち込み仕上げます。



普通は専用のヘラで仕上げるのですが、僕はステンレスの直尺(150mm)を使いました。

綺麗に仕上がるとマスキングとの境目が解らなくなります。

肉厚、強度は大丈夫なので、このまま1日放置して硬化を待ちます。

屋外でコーキングをする場合、1液性のコーキング剤は気温が高いと硬化が早くなります。

5月頃で天気が晴れの場合2~3時間で表面硬化していました。

早めの作業が必要です。



昨日仕上げたコーキングが完全硬化しているので、清掃と余分なコーキングを除去します。



コーキングが硬化して濾過槽らしく見えてきました。



コーキングの除去はカッターナイフと塩ビの切りカス(平坦な物)粘度細工用のヘラなどを用途に応じて使い分けます。

仕上た部分にキズをつけないように(傷が付いたらそこから水が漏れる恐れが有る為)削ります。

特に板の貼り合わせの角を慎重に取っていきます。

除去後、水流で流して完了です。



使える材料その1



これは、ホームセンターなどで「モール(配線などを壁に固定する物)」で中に、この様なプラスチックのアングルがありました。

これを使って、濾過槽の上の部分の強化、ウールの仕切りを乗せるフランジ、濾過槽の蓋を載せるフランジを作ります。

1本が1m物で5mmの透明、2cmの黒を3本用意しました。



まずは、ウールの仕切りを受ける部分の接着です。

塩ビ板とプラスチックは「溶剤」では、1次的に接着しますが、後で外れるのでコーキングで接着しました。

まず、「布ガムテープ」で下の部分を固定して、コーキングを少量打ち込み上を固定して硬化を待ちます。

コーキングを打って貼る時に押さえないと浮いた状態で硬化するのでコーキングがはみ出る位押さえつけます。

はみ出た部分は跡で除去します。



使える材料2



これは、園芸や農業で使うザル?(名称が解りません)みたいな物です。

これは、底のパンチ板(スノコ)の代わりに使用します。

パンチ板を使っても良かったのですが、これを見て「使える!」と思って購入しました。



濾過槽の内寸に合わせてカット(カッターナイフで容易にカットできました)排水口の部分もカットします。

底を浮かせてヘドロを溜まるようにしないといけないので、ケタをつけて浮かせるようにしています。

この大きさにカットしてから、強度的に問題があるかな?っと思っています。

使用してみて問題があるなら、途中で変更します。変更する場合、追記で付け加えたいと思います。

これと同様、同サイズでウールの受けも製作しています。

ただ、ウールは目の詰まりがが怖いので、4mmのドリルで穴を大きくしました。



蓋を載せるアングル部分のカットです。



コーキングの仕上た部分にかかるので、角を斜めにカットします。




接着面                                                正面

カットした部分のアップです。

コーキングの仕上げ部部分より若干大きくカットしています。



排水管は構造的に2重管になっています。

2重管の1重目の製作です。




P65塩ビ管のつなぎの下(スノコ部分)まであけれるだけ穴(5mm)をあけました。

本来ならこの部分はスノコに溶接又は接着して浮かせる部分ですが、スノコの部分の強度があまり無い為、スノコを貫通させて、

下の穴からスノコを通った水が2重管目に上がるようになってます。



排水管を実際に取り付けた所です。



排水管が機能しているかどうか、テストをしました。

ちゃんと1重目で水が上がり2重目で排水されたのでちゃんと機能しています。




排水テストが終わったので、次に補強と中の細々とした部品を取り付けます。



ここで役に立つ道具(資材)です。

クリップは某100円均一で購入した小さいクリップです用途的に細かい部品(プラモデル等)の組み立てに使うようです。

もう一つは自作を経験した人なら解ると思いますが、塩ビ用溶剤です。

溶剤は取り扱いを十分注意して扱うように!!



濾過槽の補強で1番重要な真ん中の補強です。

これが無いと水を張ったときに濾過槽が膨らんでしまいますので、しっかりと接着します。

接着にコーキングを使っていますが、溶剤では接着力が弱いのと、横に取り付けている「プラスチックのアングル」との相性が悪く、

一時的に接着しますが直ぐに外れてしまう為、コーキングを挟み込みクリップで挟んだ後、

上を「布ガムテープ」で濾過槽が膨らまないように固定します。

硬化に1日置いて、濾過槽自体に水を張り数時間放置し水漏れ、濾過槽のたわみ、補強の外れ等を十分納得するまで確認します。



シャワーパイプの引っ掛けの取り付けです。

材料は製作段階で出た塩ビの排材を利用しライターなどで炙り柔らかくなったらシャワーパイプで画像のような「Uの字」に曲げます。

接着する場所も材料も塩ビなので、「溶剤」を使って接着します。

シャワーパイプはP13を使用しました。



ポンプの設置です。

意外と安定して運転中も異音などはありません。


ただ、今まで使用していた某メーカーのポンプなので水量不足が心配です。

後にポンプは改善予定です。






今まで使用していたろ材を入れてみました。

全然、足りません。







予備で保管していた「軽石」を入れてみましたが、まだ足りません。

これで約25ℓ入ってます。

まだ、倍以上はいけそうです



ウールをセットしました。

これで後はタンクの上で運転するだけです。

ウールは、60用のウールを6枚敷き詰めています。




実際にタンクにセットして回してみました。

思っていた以上に水が出ているので、一時はこのポンプでいけそうです。






最後にセットしている画像です。



水漏れ、崩壊などは十分セット前にテストしているので大丈夫です。

後は、色々と疑問点、問題点などで妥協している部分もありますので、少しづつ暇を見て変更していこうと思います。

連休を利用して製作開始から約3日かかりました。





最後に、製作に関して細かく画像が取れていない所、説明不足、などがありますがご了承下さい。
政策に関して、材料、部品、資材、など本来の用途と使い方を間違えている部分もあります。
水圧に対しての強度計算や濾過槽本体の接着方法、水量に対しての配管の径、ろ材の量、ウールの厚さ、ポンプの水量に対しての濾過槽の大きさなど
不安要素は全て解消できたわけではありません。
水漏れや崩壊などの重大事故に繋がる恐れが有ります。
製作をやってみようと思われた方は、「
自己責任」でお願いします。



最後まで見ていただきありがとう御座いますm(__)m